Firestormの『Flycam』機能で、カメラを傾けた状態で撮影する方法！

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　こんにちは。みかどです。

　今回は Firestorm の機能のひとつである『Flycam』機能について簡単に紹介していきます。以前のエントリでは高解像度スナップショットで撮影したものを回転・トリミングして写真を傾ける方法を紹介しましたが、Flycam を用いればセカンドライフ内で画面を傾けることができます。

　Flycam は、ゲームパッドなどのジョイスティックを使ってカメラを操作することができる機能です。したがって、この機能を用いるにはジョイスティックをもった何らかの外付けデバイスが必要になります。

　筆者の場合、手元にあった Elecom 製のゲームパッド"JC-U2312FSV"を使用していますが、ジョイスティックさえついていれば安価なものでも大丈夫かと思います。それこそフライトシミュレーター用のジョイスティックでも、ハンドルコントローラーでも…

　カメラを傾けて撮影すると、人間が実際にカメラを構えて撮影したようなライブ感、躍動感が出てきます。

　Flycam機能を使えば、普通のスナップショットを少し傾けるといった用途だけでなく、人物の全身を撮影したいときに現実同様カメラをめいっぱい傾けて縦長のスナップショットにする、という事もできます。

　デフォルトの設定では Flycam 機能をオンにしてもカメラをロール方向に傾けることができないので、"ジョイスティックの設定"ウインドウからジョイスティックの割り当てを変更する必要があります。

　まずは"ジョイスティックの設定"ウインドウを開きます。"ジョイスティックの設定"ウインドウは、環境設定 → 移動と表示 → "移動"タブから開くことができます。

　次に、"ジョイスティックの設定"ウインドウの右側にある"ジョイスティックモニター"で「ジョイスティックを動かした時にどの軸が反応するか」を調べます。筆者の場合は右のジョイスティックを上下に動かしたときに"軸 2"が反応したので、"ロール・マッピング"に軸 2を割り当てました。

　このとき、ロール・マッピングに割り当てた軸番号が別の動作に割り当てられていないように注意します。筆者の場合、軸 2が元々"Y軸マッピング"に割り当てられていたので、上の図ではY軸マッピングの割り当てを軸 0に変更してあります。

　そして、"ロール・スケール"の右のボックスに任意の数字を入力します。このボックスに値を入力しないと、軸を割り当ててもカメラを傾けることができません。上の図では1.20に設定してありますが、デフォルトでは0.00に設定されています。

　最後に、"自動レベル"のチェックを外します。ここにチェックが入っているとカメラが常に水平を保とうとするため、スティックを倒してカメラを傾けた瞬間に水平に戻ってしまいます。

　あとは、Alt + Shift + F キーで Flycam モードが ON になります。Flycam モードが ON になっている間はキーボードからのカメラ操作(画角の変更、ズーム、パンなど)ができなくなる点には注意が必要です。

　なお、Flycam モードを使用した後にカメラが微妙に傾いていても、Flycam モードを OFF にすることでカメラは自動で水平に戻ります。

ロケ地

ほか私有地

参考