【Firestorm】『AOボタン』を応用して自分だけの AO を作る方法!

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  こんにちは。みかどです。

 今回は AO (Animation Override) を Firestorm に組み込むことができる便利機能『AOボタン』について、Firestorm に AOを組み込む方法と、その応用として複数の AO を組み合わせてカスタマイズする方法を紹介していきます。

 この機能については以前のエントリで軽く触れていましたが、今回はその機能と使い方を詳しく解説していきます。

Firestorm に AO を組み込む

 今回はたまたま『Pregnant Woman AO』を頂いたので、それを例にとって紹介していきます。

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▲ HUD の中にはアニメーションがズラズラっと入っている

 まずは AO の中身を取り出していきます。 HUD をインベントリから地面へドラッグして Rez し、右クリックから"開く"→"持ち物にコピー"で HUD の中身を取り出します。

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▲ この AO は異なる身長向けに3種のセット、合計9つのノートカードが入っていた

 次に、コピーした HUD の中身フォルダからノートカードを探します。このノートカードというのは「どのアニメーションがどの動作(歩く、走る、しゃがむ、ジャンプ、…)に対応しているか」をまとめたものです。

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▲ AO を何も組み込んでいない場合、AO ウインドウは空っぽで表示される

 AO ボタンを開くとこのようなウインドウが出てくるので、ノートカードをウインドウの中にドラッグします。すると Firestorm がノートカードの情報を読み込み、アニメーションのリストが作られます。

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▲ 名前の頭に"Pregnant AO"と書き足してリネームしておいた

 このとき、中に入っているノートカードをわかりやすい名前にリネームしておきます。このノートカードの名前が AO セットの登録名になるためです。

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▲ 読み込みが成功し、ノートカードの名前で新しい AO セットが作られた

 これでビューワーに AO を組み込むことができました。あとは『AO ボタン』のチェックボックスにチェックをつければ AO が有効になります。

AO をカスタマイズする

リストの並び順を入れ替えて再生されるアニメーションを変える

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▲ 再生中のアニメーションは太字で表示される

 ビューワーに組み込んだ AO は、AO ウインドウ内のリストの一番上にあるアニメーションが再生されるようになっています。通常、AO をビューワーに組み込んだばかりの状態だとアニメーションは名前順で整列されています。

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▲ ひとつひとつのアニメーションを見ていって、お気に入りのモーションを見つけよう

 そこで、各動作ごとに好きなアニメーションが再生されるようカスタマイズしていきます。ウインドウ下の"進む・戻る"矢印ボタンをクリックすると、ひとつ次、もしくはひとつ前のアニメーションを順々に再生することができます。

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▲ 順序を変えたら忘れずに決定ボタンを押しておこう

 気に入ったアニメーションを見つけたら、アニメーションの順序変更ボタンでリストの一番上に持ってくることができます。順序を変えたあとは、決定ボタンを押せばアニメーションがその場で切り替わります。

 また、"サイクル"にチェックを入れておけば、リスト内のアニメーションは指定した周期(秒)ごとにサイクルする(上から順に切り替わる)ようになります。ただし、周期を0秒に設定した場合、サイクルは起こりません。

アニメーションを追加・差し替えしてオリジナルの AO を作る

 先程の例では同梱されているノートカードから一括でアニメーションを登録しましたが、実はアニメーションを AO ウィンドウに直接ドラッグアンドドロップしてリストに加えることもできます。

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▲ 例として別の AO の走りモーションを追加してみた

 この方法を使えばバラ買いしたモーションを追加するのはもちろんのこと、立ちモーション(Standing)のリストに浮遊(Hovering)のアニメーションを、歩行(Walking)、走りモーション(Running)のリストに飛行(Flying)のアニメーションをそれぞれ入れて常に浮遊する AO を簡易的に作ってしまうこともできます。幽霊や妖怪なんかのアバターを作る時にいいかもしれません。

 また、アニメーションを内蔵している銃や剣などの武器からアニメーションを取り出して…なんてことも可能です。

 

 いかがでしたか?Firestorm の AO ボタンは単に「HUD を装着しなくても AO が使える」というだけの代物ではないんです。とっても遊べる機能なんです。

 みなさんも是非この機能をフル活用して、自分だけのオリジナル AO を作ってみてください。