【=ASR= Philo Sophia】ボディだけ使ってみて感じた「良いところ」「悪いところ」簡単に紹介します!
こんにちは。みかどです。
今回は筆者が愛用しているアニメアバター「ASR Philo Sophia」のボディについて、とってもいいボディなのにユーザーが少なくてもったいない!と思ったので紹介していきます。
Philo Sophia はアニメヘッドとメッシュボディがセットになっていて、これひとつでアニメアバターの素体を完成させることもできます。もちろんヘッドだけ、もしくはボディだけでも使うことができるので、他のヘッドやボディとの組み合わせも可能です。実際に、筆者は Utilizator の M3 Anime Head と組み合わせて使っています。
関連記事 (追記 : 2017/12/05)
こちらにヘッドを使った感想も書いています!よろしければ併せてご覧ください。
M3 ヘッド + Kemono ボディと比較すると…?
アニメアバター初心者向けに「とりあえずこれだけ買っとけ」でオススメされることが多い M3 Anime Head (500L$) + Kemono (900L$) と比べたとき、ヘッドとボディのセットで1,280L$の Philo Sophia はなかなかお買い得です。
ボディ目当てで購入することを考えると Kemono ボディよりも割高に思えるかもしれませんが、Kemono ボディには決定的な弱点があるのです。
Kemono ボディの弱点
Kemono ボディの決定的な弱点、それはシェイプ編集で体型をほとんど変えられないことです。Kemono ボディは肩幅やウエストが狭く、胸板が薄く、骨盤が広い特殊体型になっています。しかし、それらはシェイプ編集からは調整できないので、変えるには別売りのキットを買って使う必要があります。
人間アバター用の胸元が開いた服を着ると胸元がスカスカになってしまうなど、どうしても体格が合わないことがあります。そのため、Kemono ユーザーは基本的に Kemono ボディ専用の服を着ることになると思った方がいいです。
一方 Philo Sophia は
Philo Sophiaは「Fitted Mesh」といって、メッシュボディが元のボディにぴったりフィットするように作られています。なので、肩幅や手足の長さ、胸の大きさやお腹のふくらみまで、シェイプを編集すれば元のアバターと同じように体型を変えることができるのです。
なんでも着られる Philo Sophia
Philo Sophia ボディを選んで1番よかったと思うのは、人間アバター用の服なら基本的になんでも着られることです。Philo Sophia ボディを購入する以前から持っていた服がそのまま着られるため、着せかえが大好きな筆者にはとてもありがたいです。
「欲しかった服の DEMO を試着してみたら体型と合わなくて着られなかった…」なんて思いをしなくて済むのは非常にうれしい!
他のメッシュボディとの互換性
「Maitreya 用」「Slink 用」「TMP (The Mesh Project)用」など、他のメッシュボディ用に作られた服でも、素直な体型のボディ向けに作られたものならおおよそ着ることができます。(要試着!)
HUDの使い勝手
メッシュボディ付属の HUD が優秀かどうかは、メッシュボディを選ぶ際の重要な判断基準になってきますよね。Philo Sophia にはボディ用 HUD の他にも複数の HUD が同梱されていますが、その中でも必ず使う2つを紹介します。
1. ボディ用 HUD
ボディの透過範囲を指定する分割線は、流石に Maitreya ボディ(2,750L$)ほど細かくはないものの Kemono ボディよりは細かい、といったところで、Maitreya ボディの半額以下で買えるメッシュボディとしては優秀かと思います。
表示 / 非表示の状態をセットとして A・B・C の3つにそれぞれ保存しておくことができ、保存したセットには好きな名前をつけておくこともできます。
また、左下のジョイスティックのようなボタンをクリックすると画面中央の身体モデルを360°回転させることができ、これが HUD の省スペース化を実現しています。
もちろん、左右の手のマークはクリックすることで手の形がちゃんと変化します。(bento 対応)
驚くべきことに、ボディ用 HUD の「CUSTOMIZE」タブでは「SHOULDERS (肩周り)」・「ABDOMEN (お腹周り)」・「LEGS (脚周り)」の造形を A・B・C の3段階から選ぶことができます。
「BREAST SIZE」の項目は、胸のサイズを6段階に変更するという訳ではなく、シェイプで編集した胸のサイズに合わせて形を調整するためのものになっています。サイズは大きい方から[ Special > Big > Normal > Small> Petit > Extra ]の順になっていて、Extraでは完全にぺったんこになります。
2. 肌のカラーチェンジャー HUD
肌の色は、付属のカラーチェンジャー HUD を使って変えることができます。HUD 左側の RGB カラースライダーもしくは六角形のカラーチャートを使って色を作り、HUD 右下の小さなボタンから色の適用、色の保存/読み込みができます。
作った色は左側のボタンをクリック→出てきたダイアログの「BODYcolorme...」ボタン→「body」ボタンで肌に適用することができます。
同様に、右側のボタンをクリック→出てきたダイアログの「Color_save」「Color_load」ボタンからそれぞれ色の保存/読み込みができます。
Philo Sophia の気になるところ
さて、これまでは Philo Sophia の良いところを紹介してきましたが、使っていると気になる点がいくつかあります。
1. HUD が直感的に扱えない
これは Philo Sophia の HUD 全般で言えることですが、残念ながら「シンプルで使いやすい」とは言えません…。特にカラーチェンジャーは RGB の数値指定ができないため、ヘッドとの色合わせは勘に頼るしかありません。
色の適用・保存/読み込みのボタンに関しては初見殺しといってもいいです。せめて「APPLY」「SAVE」「LOAD」と書いてあるボタンさえあれば、マニュアルを読まなくてもすんなりと使えるのですが…。
2. カスタマイズ用の関連商品がまだまだ少ない
M3 Anime Head や Kemono は、その知名度とユーザー数の多さからカスタマイズ用の MOD が大量に販売されています。また、スキンや瞳を変えるだけで印象がガラリと変わるカスタマイズ性の高さも大きな魅力のひとつです。
しかし、それらに比べてしまうと Philo Sophia のユーザー数はやはり少なく、それゆえカスタマイズ用のスキンや瞳などの種類も少ないのが現状です。
総評
HUD の操作性などユーザビリティの面ではまだまだ改善の余地ありといったところで、豊富なカスタマイズ性の反面、やや玄人向けといった感じです。
とはいえ、筆者のようにボディだけを使う目的で使うならもちろん、アニメアバター初心者向けのスターターセットとしても非常に優秀です。造形も綺麗ですし、肌のテクスチャだって申し分ないクオリティです。
メッシュボディ選びに迷っている方は、候補のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。本当におすすめです!